年齢不詳の彼に惑わされつつ、俗世間での生き方を考えてしまった。

 ある日、若い男性と話をしていて、話の内容があまりにも精神世界に傾いていくので、静止するはめになった。私自身、その種類の話はとても興味を持っているし、仮に話を振られたら、それこそ止まらなくなってしまうのだけど、俗世間に生きていることを忘れてはいない。
 男性の方が直線的に行ってしまうからか、あまりにもまっすぐに精神世界へと心酔してしまっているように感じた。正直、
「この私が?!」と思うような静止の言い方だった。その言い方とは、
「あなたは若いのだから、もっと人生を楽しまなくてはだめだよ。」と、まるで悟っているかのようなおばちゃんの物言いである。
けれど、この人生を全うに送るためには、「静」して思考しているだけでなく、「動」いて、心に何かを残していくことも大事なのだ。
 彼の年齢を知らないまま去ったけれど、彼はちょっとはにかんだ笑顔で
「あなたより年は上かもしれませんよ。」と言っていたことを思い出し、私が若く見られて歓ぶべきか、彼自身の年齢が見た目以上にいっているのか、ちょっと考え込んでしまった。
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